シミュレーションで納得の高性能防音壁に意匠性をプラス

(日経アーキテクチュア2022年5月26日発行号掲載内容)

シミュレーションで納得の高性能防音壁に意匠性をプラス

シミュレーションで納得の高性能防音壁に意匠性をプラス

統一された色調で洗練された外観に
「e-WOOL(イーウール)防音パネル」オプション工法

防音性と施工性に優れ、さらにパネルと枠、ビスなどすべてを同色に統一した意匠性の高い防音パネルの新工法が誕生した。採用第一号の杏林大学三鷹キャンパスでは松田進勇記念アリーナ屋上に設置した設備機器を、建物の意匠性を損なうことなく、外壁と調和する黒一色の壁面で美しく覆う。

防音パネルの需要が増えている。環境や防災の観点から空調・発電設備などの新設・改修が増えているからだ。

高性能防音パネルに新工法誕生 外観に馴染む一体感のある仕上がり

その典型は、教育施設への空調設置。公立小中学校等での設置率(文部科学省の調べ)は普通教室で2010年は20%に満たなかったが、国庫補助の後押しを受け、20年には93%まで伸びた。

こうした中、エービーシー商会の高性能防音壁「e-WOOL(イーウール)防音パネル」への問い合わせも増えている。特長は、吸音と遮音に防振を加えた防音性能の高さ、重機不要という施工性の良さ、9色のカラーバリエーション。施工前に防音効果をシミュレーションすることで、設置場所に適切な性能や配置を検討することも可能だ。

2021年4月に開設された杏林大学三鷹キャンパス アリーナ棟では、e-WOOL防音パネルを屋上に設置するにあたり、顧客の要望を受けて新しく「オプション工法」を開発した。標準仕様では金属素地のままだった枠に、パネルと同じ素材の同色カバーをかぶせ、枠とパネルに一体感を持たせた(図1)。

すべてを同色に統一したオプション工法

図1

これにより意匠性が飛躍的に向上。インサル事業部東京営業課の松永健太郎氏は「当初は同色のカバーだけの想定でしたが、パネル面に現れるビスの頭が目立つことから意匠性を追求し、パネルと同じ色に揃えたことで、さらにご満足いただける仕上がりになりました」と話す。

お客様の要望に寄り添いながら新商品・新工法の開発へ

アリーナ棟での新工法が好評だったことから、2022年4月に開設された医学部新講義棟の屋上でも、同じ工法による防音パネルが再び採用された。自社の姿勢を松永氏はこう強調する。「既存商品をただ売るだけではありません。お客様に寄り添いながら、ご要望を常に受け止め、新商品・新工法の提案・開発につなげています」。

カタログを取り寄せる

お問い合わせ

■掲載されている情報は発表当時のものであり、最新のものと価格、品番、販売終了など情報が異なる可能性があります。ご了承ください。

建材活用ガイド一覧