住宅を美しく守るコンクリート基礎保護材
もくじ
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家づくりはコンクリート基礎から
変化している建て主の要望
近年、家づくりにおける関心が高まっています。
これまでは住宅の基礎部分は、コンクリート打設のままやモルタル刷毛引きとすることがほとんどでした。しかし、それらのままでは、経年とともに起こるひび割れや水の吸い上げで、美観を損ねていました。
それが近年、汚れやヘアークラック(※)さえも見せない、美観を優先した家づくりへの要望へ変化してきています。
※ヘアークラック...髪の毛ほどのひび。コンクリートやモルタルの乾燥収縮で起こる細かなひび割れ。
美観の"長期"維持でクレームを防ぐ
住宅を建てた当初はコンクリートのままでもきれいに見えますが、経年とともに汚れやヘアークラックの問題が進行すると、住宅メーカーや工務店へのクレームにつながりかねません。
変化する要望に対応するためには、コンクリート基礎保護材で表面を保護し、長期で美観を維持することが必要です。
もちろん、誰もが住宅の美観を維持したいと考えますが、コストの問題で基礎部分にまで費用がかけられず、見送られるケースも多くあると思います。確かにコンクリート基礎保護材を導入する初期コストはかかりますが、長期で美観を維持することは建て主にとってはもちろん、住宅メーカーや工務店にとってもメリットが大きいことになります。
なぜなら、2000年に施行された「住宅品質確保促進法」では、瑕疵担保期間が2年から10年に延長され、責任期間が延長されたからです。そのため住宅メーカーや工務店にとっても、建て主が満足し続けられる基礎仕上げとすることがますます重要になってきているのです。
住宅基礎のお悩み別対策と効果
美観を損ねる基礎の汚れ
地面に接している基礎は汚れやすい場所です。新築時はもちろん、リフォーム時に基礎保護材を塗布することで、長期にわたり美しさを保つことができます。
ひび割れにつながるヘアークラック
一見きれいに見える新築の基礎も、ヘアークラックが発生することがあります。たとえ有害なひび割れでないとしても、建て主にとって不安につながる可能性があります。
コンクリート基礎保護材を塗布することで、美観を保ちながらヘアークラックをカバーすることができます。
劣化の始まりとなるひび割れ
基礎のひび割れはヘアークラックなどの小さなひび割れに見えても、そのままにしていると少しずつ家全体に歪みが生じ、外壁にもひびが入ったり、建物が傾いてきたりする原因となります。
また、ひび割れが発生するとそこに雨水や空気が侵入し、やがて鉄筋を腐食させコンクリートの欠損へとつながります。
コンクリート基礎保護材で表面を保護することで、雨水や空気の侵入によるひび割れの拡大や新たなひび割れの発生を防ぐことができます。このような外的要因を防ぐことで、住宅の耐久性の向上につながります。
コンクリートの強度を低下させる中性化
住宅の基礎に使われる鉄筋は、周りのコンクリートが高アルカリ性のため錆びずに強度を保っています。
しかし、酸性雨や空気中の二酸化炭素などがコンクリート内に侵入することで、水酸化カルシウムと化学反応を起こし、高アルカリ性環境が保てなくなってしまいます。
この現象を中性化と呼び、鉄筋を腐食させ、ひび割れや剥離を起こし、構造物の劣化を招きます。
コンクリート基礎保護材は、このような中性化を抑制することができます。
コンクリート基礎保護材の選び方
当社では、建て主と施工者のニーズに合わせてコンクリート基礎保護材「インサルキソッシュシリーズ」をラインアップしています。
樹脂系トップコートで美しい仕上がりのハイグレードタイプ「インサルキソッシュMore」と1回塗りだけで作業が完了する、短工期・無機系の「インサルキソッシュONE」の、2タイプから目的や条件に合わせてお選びいただけます。
それぞれの詳しい内容は、商品詳細ページより確認ができます。
インサルキソッシュMore | インサルキソッシュONE | |
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材質 | 樹脂系 | 無機系 |
基本性能 | 住宅基礎の美観と機能を保つ | |
材質の特長 |
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商品の特長 |
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ひび割れ対策 | すぐれた可とう性の樹脂皮膜 | 下地の動きに追従する弾性モルタル |
価格 |
インサルキソッシュMore > インサルキソッシュONE |
商品の詳細を見る
- インサルキソッシュMore
- 住宅の基礎の美観と機能を保つ基礎保護材。樹脂系ならではの美しい仕上がり。ハイグレードタイプ。
- インサルキソッシュONE
- 住宅の基礎の美観と機能を保つ基礎保護材。1ステップで仕上がる無機系タイプ。