災害対策
天井落下防止
特定天井とは
東日本大震災による天井落下の被害を受け、国土交通省2014年4月に天井に対する規制を厳しくする告示第771号が施行されました。
そこで定義されたのが「特定天井」です。
脱落すると人に重大な危害を与える恐れがある天井として、5つの条件すべてに当てはまると特定天井として定義されます。
■特定天井の5つの定義
[1]吊り天井
[2]天井高が6mを超える
[3]水平投影面積が200m2を超える
[4]天井面積構成部材の重さが2kg/m2を超える
[5]人が日常立ち入る場所にある
構造の安全性を検証する方法として告示では、次の3つのルートを示しています。
■構造の安全性を検証することを義務付け
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①仕様ルート
耐震性等を考慮した天井の仕様に適合することで検証するルート(但し天井の質量2kg/m2超20kg/m2以下が条件)
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②計算ルート
天井の耐震性等を告示で定める計算で検証するルート
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③大臣認定ルート
複雑な天井等仕様ルート及び計算ルートに適合しない天井の耐震性等を実験及び数値計算を検証するルート
出典:国土交通省ウェブサイト
参考資料:東京都都市整備局ウェブサイト
三次元振動台で脱落・損傷をクリアした軽量天井システム

徳島阿波おどり空港
かるてん®abcグリッド ホワイト
お客様のニーズに合わせた軽量天井材を幅広く用意しています。
なかでも天井面構成部材の質量が2kg/m2以下の特定天井対策に力を入れており、「安心・安全な天井にしたい」というお客様の声に応えます。
軽量天井材ポジショニングマップ












※割付などにより2kg/m2を超える場合もございます。
詳細はお問い合せください。
★印の製品は振動台実験により安全性を確認しています。
自社所有の3次元振動台試験機に製品を設置し、地震動の再現加振実験を行ない、揺れによる脱落や大きな損害がないことを確認しています。
加振地震波・JMA KOBE(神戸海洋気象台)・東北地方太平洋沖地震(日立)
上記対応建材
危害防止まで考えるなら「特定天井対策商品(天井質量2kg/m2以下)」をご提案いたします。
特定天井のクリアランスに対応した樹脂製Exp.J.C.
特定天井のクリアランスを確保する仕様では、壁との間に60mm以上のスリットを設けます。耐震天井は天井下地などを補強したうえで、天井と壁との衝突を防ぐためにスリットを設けて壊れにくくした天井です。近年これらのスリット(開口部)を開口したままではなく、可動追従性能のあるカバー材を設置することで、特に罹災地域の避難場所となる建物の天井そのものの機能性を高めよういう考え方があります。アーキウェイブEシリーズはこれらのスリット部に最適なExp.J.C.です。

北海道別海高等学校
EU-BC100C アイボリーホワイト

上記対応建材
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樹脂製Exp.J.C.