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帯電抑制コンクリート床防塵表面強化材データフロアコート

(無機建材事業部)

無機建材事業部

データフロアコート

コンクリート本来の風合いや導電性を保持しつつ、
耐摩耗性・防塵性を付与したデータセンター専用床材

精密機器を置く空間づくりに重要な床からの塵や静電気を防ぐデータセンター専用の強化材。施設のIT化や、データセンター事業に参入し始めている物流施設でも、建物の堅牢性を活かしつつ導電性や耐摩耗性にすぐれた床を実現します。

主な適用場所

  • ●データセンター
  • ●サーバールーム
  • ●機械室
  • ●電気室など

対象下地

  • ●硬質床(散布硬質床、機械仕上げコンクリート等)
  • ●表面強化材施工面(ケイ酸リチウム系推奨)
  • ●ポリッシュ床(セメントテラゾー床等)
  • ●セメント系レベラー下地

セメント系レベラー下地の種類はお問い合わせください

仕上がりについて

仕上がりに関しては、施工対象となるコンクリートの表面性(色、質感)と同等となります。
表面強化材を塗布することのみで色、ツヤなどの外観的要求を付与することはできません。

表面強化とは

コンクリートと完全に一体化

データフロアコートを表面に散布・塗布するとコンクリート表層に浸透し、水分の蒸発とともに細孔を塞ぎます。その後、表面はデータフロアコートの硬化物に覆われます。コンクリート内部のデータフロアコートは、セメントのカルシウムと反応を続けコンクリートと完全に一体化します。

コンクリート表層に浸透し強固な表面に改質。

特長

下地のコンクリートに浸透し、強固な表面を形成することで訪塵効果を発揮

精密機器の故障の要因となる粉じんを発生を防止

下地コンクリートが本来有する導電性を阻害することなく、本製品の有効成分により、さらに帯電しにくい床仕上に

耐摩耗性を向上し、すぐれた改質効果

コンクリート表面に対し「耐摩耗性」を付与します。

耐摩耗性(テーバー摩耗試験)

摩耗減厚

摩耗減厚

試験条件:摩耗輪GC150H/荷重2.5N(250g) 1,000回転

コンクリート配合:33N/mm2相当

摩耗減量

摩耗減量

試験条件:摩耗輪GC150H/荷重2.5N(250g) 1,000回転

コンクリート配合:33N/mm2相当

※試験性能は実験室における測定値です。試験体の作製方法、養生などにより結果は異なります。

コンクリートの表層を強化

耐摩耗性を向上させ、日々のご使用による床の消耗を防ぎます。

耐摩耗試験後の比較

金鏝仕上げコンクリート床

素地 データフロアコート 塗布

機械仕上げコンクリート(硬質床)

素地 データフロアコート 塗布

セメント系レベラー

素地 データフロアコート 塗布

コンクリート床本来が有する導電性を保持

下地コンクリートが本来有する導電性を阻害することなく、本製品の有効成分により、さらに帯電しにくい床仕上となったことが確認されました。

コンクリート素地に対する人体帯電圧比較

絶乾状態のコンクリート下地を使用して人体帯電圧測定を実施
【試験条件】温度:23℃ 湿度:36% 靴:静電靴

※試験性能は実験室における測定値です。試験体の作製方法、養生などにより結果は異なります。

表面強化材 選定表

施工場所や用途に応じて、「セラミキュア」「エルキュア」「シリケートハードナーJP」「シリケートコート」もご用意しています。
詳しくは各商品ページをご覧ください。

  セラミキュア
[屋内・屋外]
エルキュア
(旧称:
セラミキュアLi)

[屋内・屋外]
データフロア
コート
[屋内]
シリケート
ハードナーJP

[屋内・屋外]
シリケート
コート

[屋内]
性能 摩耗減厚(mm)
JIS K 7204 GC150H
2.5N(250g) 1,000回転
0.13mm コンクリート 0.33mm 0.13mm コンクリート 0.33mm 0.13mm コンクリート 0.33mm 0.22mm コンクリート 0.33mm 0.14mm コンクリート 0.33mm
滑り抵抗係数
(C.S.R値)※1
乾燥面 0.75~0.77 0.72~0.76 0.72~0.76 0.67~0.77 0.70~0.76
水+砂面 0.62~0.67 0.59~0.64 0.51~0.55 0.50~0.56 0.40~0.45
導電性表面抵抗値※2 1.0×107Ω未満
(コンクリート
同等)
1.0×107Ω未満
(コンクリート
同等)
1.0×105~107Ω
未満
1.0×107Ω未満
(コンクリート
同等)
1.0×107Ω未満
(コンクリート
同等)
用途 防塵性
耐摩耗性の向上
(健全コンクリート)
二重床支持脚接着剤
との相性
× × ×
ラインズマンとの接着
帯電抑制 × ×

◎ 最適(用途に対してより高い性能を備えている商品)
○ 適切(用途に対して十分な性能を備えている商品)
× 使用不可
― 要相談または対象外(お問い合わせください)

性能の比較の評価(◎、○、×、―)は部位に対する使用可否の目安です。商品同士の比較ではありません。

  • ※1一般的に滑り抵抗係数が0.4以上あると滑りにくい床とされています。
  • ※2導電性は現場における実測値です。施工場所の環境により、数値は異なります。

取得資格

  • ●ISO 14001審査登録工場で製造された製品です。
日本建築仕上材工業会 F☆☆☆☆

性能データ

試験項目 結果 試験方法
摩耗試験 摩耗減厚:0.13mm
摩耗減量:0.77g
JIS K 7204 テーバー摩耗試験機
摩耗輪 GC150H 2.5N(250g)
1,000回転
すべり抵抗係数
(C.S.R)※1
乾燥面:0.72~0.76
水+砂面:0.51~0.55
JIS A 1454
斜め引張り型すべり試験機
  • ※1一般的にすべり抵抗係数が0.4以上あるとすべりにくい床とされています。
  • ※試験性能は実験室における測定値及び平均値になります。試験体の作成方法、養生などにより結果は異なります。

規格・価格

施工・納まり

1.下地処理

施工する下地の汚れ・油分・レイタンス・脆弱層(部分)は必ず除去してください。

2.材料塗布

噴霧器などを使用して、床面が材料で均一に濡れるように散布します。
溜まりが生じないようフラッシュモップを使用して塗り伸ばしてください。

※下地、環境、施工の状況によって溜まりが生じ易い場合は拭き取り、洗いによる余剰分除去を行ってください。

下地の状態別の塗布量目安

下地の種類 吸込量 推奨塗布量
(kg/m2
硬質床(散布硬質床・機械仕上げコンクリート等)
表面強化材施工面
ポリッシュ床(セメントテラゾー床等)
0.06~
金鏝仕上げコンクリート床
フレスノ仕上げコンクリート床
セメント系レベラー下地
~0.20

3.乾燥

施工後24時間は自然乾燥をしてください。

備考

  • ●硬化コンクリート塗り付け工法は、特別管理商品です。床材としての性能発現のために特別な管理と詳細な打ち合わせを必要としますので、お問い合わせください。
  • ●仕上がりに関しては、施工対象となるコンクリートの表面性(色・質感)と同等になります。
  • ●本材料を塗布することのみで色・ツヤなどの外観的要求を付与することはできません。
  • ●本材料はコンクリート・モルタルを対象とした材料です。ポリマーセメントモルタルや下地調整材に施工した場合は、効果が十分に発揮されない、または白華・軟化などの不具合が発生する場合があります。
  • ●下地調整等が必要な場合は弊社まで事前にお問い合わせください。
  • ●本製品は完全に発塵(ホコリ)の発生を抑制できるものではありません。そのため、クリーンルームまたはその周辺への使用はお控えください。
  • ●各商品の施工につきましては、商品ラベルに記載の注意事項や弊社発行の安全データシート(SDS)、標準施工仕様書をご参照ください。
  • ●アルミ・ステンレスのような材料との接触は問題ありませんが、防錆塗装されていない金属との接触は、発錆の恐れがあります。必ず金属部材は防錆処理の施されたものを施工してください。

    水との接触

    本製品との接触

    防錆塗装されていない金属に付着した場合、水と同様に発錆する場合があります

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