防食材ケミクリートSV/SV5000/SV7000/SVフレーク/E5000
-
※1
-
※2
-
※3
-
※3
- ※1ケミクリートE5000取得
SV・SV5000は対応可能な工法を別途用意 - ※2ルースライニング工法のみ
- ※3種類・濃度による
槽・床の高度防食工事に対応できる防食材
床、槽の防食材として、すぐれた耐薬品性を備えた5種類の防食仕上材を用意しました。
用途・目的や状況により最適な商品、工法をご提案します。
主な適用場所
- ●各種廃液処理施設
- ●純水槽
- ●化学工場
- ●食品工場
- ●製薬工場など
特長
高度防食性
耐薬品性能が異なる5種類の防食仕上材をご用意しています。
すぐれた耐薬品性を備えています。
防食工事に関しては、設定された使用条件により材料、工法を設定する必要があります。
次の条件をご確認のうえ、お問い合わせください。
(各商品の適用性能は目安であり、条件により他の仕様、工法をおすすめする場合もあります。)
①薬品の種類 ②濃度(%) ③温度(℃) ④頻度 ⑤使用場所
ケミクリートSV
(ビスフェノール系ビニルエステル樹脂系防食材)
ビニルエステル樹脂をベースとしたスタンダードな防食材。
耐アルカリ・耐酸など、一般的な高度防食工事に対応可能です。適用場所に応じ以下の仕様が可能です。
60℃以上の熱水・薬液による熱衝撃に強いルースライニング工法
フッ化水素酸に対し特殊サーフェスマットを使用した耐フッ酸仕様
F ☆☆☆☆対応可能な工法を別途用意しています。
ケミクリートSV5000
(ノボラック系ビニルエステル樹脂系防食材)
高い濃度の酸、トルエン、キシレンやアセトンなどの溶剤に強い防食材。
適用場所に応じ以下の仕様が可能です。
F ☆☆☆☆対応可能な工法を別途用意しています。
ケミクリートSV7000
(ヘット酸系ポリエステル樹脂系防食材)
高濃度酸、クロム酸に強い防食材です。
ケミクリートSVフレーク
(ビスフェノール系ビニルエステル樹脂系防食材)
ビニルエステル樹脂に極薄のガラスフレークを混入することで、多層のガラス板の積層塗膜を形成。
その結果、水蒸気や薬液、ガスなどの浸透性が小さくなり、長期耐久性を発揮します。
ケミクリートE5000
(耐熱エポキシ樹脂系防食材)
耐薬品性・耐熱水性を兼ね備えた防食材。
高温にさらされても安定した品質を保持し、温冷繰り返しの過酷な条件下でも高耐久性を示します。
耐薬品性にすぐれ、高温時でも変わらぬ性能を発揮します。
耐薬品性能一覧
薬品 | 濃度(%) | ケミクリート E5000 |
ケミクリート SV |
ケミクリート SV5000 |
ケミクリート SV7000 |
ケミクリート SVフレーク |
---|---|---|---|---|---|---|
硫酸 | %≦10 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
%≦30 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
50<%≦70 | × | △ | 〇 | ◎ | △ | |
硝酸 | %≦5 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
10<%≦20 | × | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
塩酸 | %≦10 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
10<%≦36 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
酢酸 | %≦5 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
10<%≦20 | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
20<%≦75 | × | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | |
クロム酸 | %≦10 | × | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
20<%≦30 | × | △ | △ | 〇 | △ | |
水酸化ナトリウム | %≦30 | ◎ | ◎ | × | × | ◎ |
過酸化水素水 | %≦30 | △ | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
エタノール | 100% | × | × | ◎ | × | × |
評価基準 ◎:防食材として適している ○:防食材として適当 △:早期の事故はない ×:防食材として不敵
- ※上記評価は、弊社試験室における実験(20℃、3ヶ月浸漬)に基づくもので保証値ではありません。
- ※廃液温度についてはお問合せください。
施工事例
・
・
工法図
ケミクリートSV/SV5000/SV7000
2プライライニング工法(槽内)
厚さ:約2mm
①プライマー
②下塗(1)
③ガラスマット貼+目潰+脱泡
④下塗(2)
⑤ガラスマット貼+目潰+脱泡
⑥サーフェスマット貼+目潰
⑦上塗
ケミクリートSV
ルースライニング工法
厚さ:約5mm
①離型剤
②下塗(1)
③ガラスマット貼+目潰・含浸+脱泡
④下塗(2)
⑤ロービングクロス貼+目潰・含浸+脱泡
⑥下塗(3)
⑦ガラスマット貼+目潰・含浸+脱泡
⑧下塗(4)
⑨ロービングクロス貼+目潰・含浸+脱泡
⑩下塗(5)
⑪ガラスマット貼+目潰・含浸+脱泡
⑫下塗(6)
⑬サーフェスマット貼+目潰・含浸+脱泡
⑭上塗(1)
⑮上塗(2)
※ケミクリートE5000は直射日光、ガス、蒸気、酸などにさらされると数日で変色したり、使用する薬品の種類の変更や濃度上昇によって塗膜が変色する場合がありますが物性には問題ありません。
見てる風動画
建材の質感を、動画でリアルに体感!(9秒)
カラー
価格
ご相談ください
使用条件・工法の選定・価格など
お気軽に専門スタッフにご相談ください!
塗り床は使用する場所に見合った機能性とトータルコストを同時に検討し、コストパフォーマンスを向上させます。より満足いただくには「使用する場所」「イニシャルコスト」「ランニングコスト」のバランスが重要です。
使用条件・工法の選定・価格についてなど、まずはお気軽に専門スタッフにご相談ください。
取得資格
ケミクリートE5000:(社)日本塗料工業会 F☆☆☆☆ |
ISO 14001審査登録工場で製造された製品です。
備考
- 施工について(ケミクリートSV)
-
- ●本商品は施工上特別な管理を必要とするため、弊社による事前講習を受講した施工業者による施工となります。
- 仕様について
-
- ●サーフェスマットは工法名のライニング数に含みません。
- ●ライニング工法は多少ガラスマットなどの凹凸が残る場合があります。物性に問題はありません。
- ●上記施工図は槽内用仕様です。美装仕上げの場合は床用仕様となります。
- ●ケミクリートSVフレークは鋼板下地用です(1種ケレン程度の処理が必要)。
- ●ケミクリートSVフレークは普通コンクリート面にも施工可能です。
- 使用上の注意
-
- ●60℃以上の熱水や薬液を床へ排出した場合、熱衝撃により塗膜が浮いたり割れたり早期劣化する場合があります。
(ケミクリートSV ルースライニング工法、ケミクリートE5000を除く)
- ●60℃以上の熱水や薬液を床へ排出した場合、熱衝撃により塗膜が浮いたり割れたり早期劣化する場合があります。
- 色について
-
- ●地上オープン槽、防液堤などは、太陽光など紫外線が直接照射されると変色・チョーキングが起こります。物性には問題ありません。
- ●使用する薬品の種類の変更や濃度上昇によって塗膜が変色したり、物性に問題を生じる場合があります。施工前の使用条件をご確認ください。
- ●標準色はSV5000、SV7000、SVフレーク共通ですが、光沢や色相に若干差があります。
- ●施工温度によってサンプルと仕上げの色目が異なる場合があります。