ニュースリリース

　建材の開発、製造、輸入、販売を行う（株）エービーシー商会（本社：東京都千代田区、社長：東川 茂樹）は、コンクリート硬化時の乾燥によるプラスチックひび割れを低減するコンクリート仕上げ助剤「サーフェスエイド」を発売しました。

　近年、大型物流施設や大型倉庫などで高強度コンクリートの適用事例が増えています。高強度コンクリートは使用するセメント量が多く、水分が少ないことから緻密で高耐久な床になる一方で、水分の絶対量が少ないため、硬化初期に急激な乾燥によるプラスチックひび割れが発生しやすいという問題がありました。また、通常のコンクリートであっても大面積の屋外施工の場合、乾燥防止と施工性を向上のため一般的にコンクリート表面に加水するも、同様の現象が生じていました。

　当製品は、コンクリート打設および仕上げの際に撒くことで、コンクリート表面の急速な水分損失を減少し、早期乾燥によるプラスチックひび割れなどのリスクを低減する仕上げ助剤です。成分はコンクリートと同じ無機物のため、コテ滑りなどの施工性を改善。表層への残留物もないため、各種仕上げ材との接着性にも影響がありません。また、急激な乾燥を防ぐため、オープンタイムも延長可能としました。

　当製品の3年以内の売り上げ目標を5千万円としており、物流施設、倉庫などへロングライフな床づくりを提案していきます。