2016年06月10日

非金属製エキスパンションジョイントカバー「アーキウェイブ」
~「地震応答波加振」試験で最上級の性能評価「A種」をクリア~

非金属製エキスパンションジョイントカバー「アーキウェイブ」~「地震応答波加振」試験で最上級の性能評価「A種」をクリア~

建材の開発、製造、輸入、販売を行う(株)エービーシー商会(本社:東京都千代田区 社長:佐村 健)は、非金属製エキスパンションジョイントカバー「アーキウェイブ」の振動台実験を実施し、構造用の最上級の性能指標である「A種」を構造用としてクリアしました。(同社は東北地方太平洋沖地震(2011年)発生直後から構造用エキスパンションジョイントカバーを中心に、多くの振動台試験を実施しています。)

「アーキウェイブ」は柔軟性と耐久性のあることで定評がある「サントプレーン」を素材とした製品であり、建物クリアランス内部で3次元方向に50%の可動が可能です。またA4等級[JIS A 1516]の60倍という高い気密性能を有しており、さらに軽量・柔らかい素材であるため、地震時の万一の脱落による二次災害のリスクも低減するのが特長です。

実施試験内容

試験ムービーは以下より確認できます。

  • ●正弦波X 方向加振
  • ●正弦波Y 方向加振
  • ●正弦波135 度方向加振
  • ●正弦波反時計方向加振
  • ●正弦波Z 方向加振
  • ●JMA KOBE(神戸海洋気象台)
  • ●新潟県中越地震(小千谷)
  • ●東北太平洋地震(日立)
<地震応答波>

「地震応答」とは地震によって建物などが振動する現象で「地震応答波」とはその波形のことをいう。

【出展】地震と免震-耐震の新しいパラダイム 大橋雄二著 浅倉書店

<振動台>
100cm/sec以上の高速加振や地震動の再現加振ができ、上下動や回転成分などを含んだ加振ができるもの。
<A種>
日本免震構造協会「免震エキスパンションジョイントガイドライン」における最上級の性能指標。
大地震後にも機能を確保し、無補修で継続使用可能であることを振動台試験により確認しているもの。

【出展】日本免震構造協会(JSSI)「免震エキスパンションジョイントガイドライン」2-1 2-3 から趣旨引用

<免震Exp.J.C.の性能指標の分類>

性能指標 中小地震
変位50mm程度
大地震
設計可動量
確認方法 使用箇所
(参考)
A種 機能保全 機能保全 設計可動量まで損傷しないことを振動台試験により確認する。(振動台の可動量が小さい場合にはオフセットして試験することも可とする) 避難経路
人・車の通行の多い箇所
B種 機能保全 損傷状態1 設計可動量において軽微な損傷であること振動台試験により確認する。
または、設計可動量まで損傷しないことを加振台試験により確認する。
人の通行のある箇所
C種 損傷状態1 損傷状態2 図面により可動することを確認するのみ。 ほとんど人の通行がない箇所

【出展】日本免震構造協会(JSSI)「免震エキスパンションジョイントガイドライン」第2 章表2.1.2

報道関係の方へ

本件に関するお問い合わせ

宣伝部 広報担当 TEL:03-3507-7120

弊社ニュースリリースの配信をご希望の場合

下記よりその旨を記載のうえ、ご連絡いただきますようお願いいたします。

■掲載されております商品の表示価格は税抜き価格です。

■掲載されている情報は発表当時のものであり、最新のものと価格、品番、販売終了など情報が異なる可能性があります。ご了承ください。