発泡ウレタンフォーム「インサルパック」の使い方

よくある質問

Q [共通]液だれしてしまいます

A

1液タイプは完全に硬化するまでに1~2時間かかります。そのため、壁面などでは一度にたくさん吐出すると液だれの現象が起こります。

  • ●1液タイプは天井面や1点しか接着する面がない箇所には使用しない。
    (2液タイプをご使用ください。)
  • ●スプレータイプは薄く吹き付け、厚吹きや天井面には施工しない。
    (天井面には2液タイプをご使用ください。)

2液タイプは1度に厚く吹きすぎていると、発泡・硬化の前にウレタンの重みで垂れてしまいます。

以下の作業を行なってください。

  • ①1回目は20~30mm程度の下吹きをする。
  • ②2∼3回に分けて厚みを付けていく。

一度に50mm以上の厚みをつけると接着不良の原因となります。

Q [共通]液が出てきません

A

1液タイプは横倒しでの保管や、使用期限切れなどの何らかの原因で、中のウレタンが硬化している可能性があります。

  • ●正立で、正しく保管してください。
  • ●使用期限内に使用してください。
  • ●初回の使用時に万一ウレタンが吐出しない場合には、ご連絡ください。

2液タイプはボンベのバルブが全開になっていなかったり、ホースのねじれ、詰まりなどが考えられます。

以下の作業を行なってください。

  • ①ボンベのバルブが全開になっているかを確認する。
  • ②ホースがねじれていたらまっすぐに直す。
  • ③ホース内で液が硬化していないか確認する。
  • ④よく振り、液温が20℃程度になるように温める。
  • ⑤新しいノズルに付け替えてください。

Q [共通]インサルパックが付着しました

A

硬化前の発泡ウレタンであればアセトン・シンナーなどの除去剤で、落とすことが可能です。

硬化した発泡ウレタンは削り取る以外の除去方法がありませんので、施工部位以外は十分養生し、発泡ウレタンの付着を防いでください。
また、手や肌に付着した場合も、数日間はベタベタした汚れが残ってしまいます。必ず防護具を着用してください。

Q [共通]断熱材以外の使用方法はありますか

A

インサルパックは主に断熱材として活用されていますが、その他にも気密性やその加工性を生かしてさまざまな現場で活躍しています。ここにご紹介しているのはほんの一例です。アイデア次第で無限の可能性を秘めています。

造形

2010mixed media
第14回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラディッシュ2010 最優秀賞受賞

フォームミラー

Q [1液]硬化不良が起きてしまいました

A

1液タイプは空気中の湿気と反応して硬化するため空気に触れない部分は硬化不良となります。

  • ●空気に触れない密閉箇所では使用しない。
    (2液タイプをご使用ください。)
  • ●最大5㎝角の隙間まで対応しています
    1回の充てんは十分に空気に触れる2∼3㎝の吐出をおすすめします。

Q [2液]発泡不良が起きてしまいました

A

A液のイソシアネート(赤ライン)もしくはB液のポリオール(青ライン)が正常に吐出していない可能性があります。

  • ①ボンベを温める。(ボンベの温度が下がっている場合)
  • ②1分以上ボンベを振って撹拌する。
  • ③ノズルを外して捨て吹きし、A液、B液とも正常に吐出しているかを確認する。 
  • ④ノズルを付けて再度捨て吹きを行なう。トリガーは100%の全開で握る

正常に吐出できている場合

吐出直後
吐出後

正常に吐出できていない場合

■A液のイソシアネート(赤ライン)が吐出していない場合

吐出直後

色は白色で吐出後すぐに溶解し始める。

吐出後

発泡はするが徐々にしぼんでいく。

■B液のポリオール(青ライン)が吐出していない場合

吐出直後

色は濃い黄色で吐出後ボソボソとし始める。

吐出後

発泡はするが、触るとやわらかい。

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