発泡ウレタンフォーム「インサルパック」の使い方

2液 スタンダードタイプ

2液ボンベタイプ使用方法(2分)

■取り扱い上のご注意

  • ●周囲にウレタンが付着すると落ちません。必ず施工箇所以外を養生してください。
  • ●手や肌に発泡ウレタンがつくと数日間はベタベタし汚れが残ってしまいます。必ず防護具を着用してください。
  • ●火気厳禁です。
  • ●可燃性ガスを使用しているため、火気および火花のあるところでは使用しないでください。
  • ●使用時は必ず換気をしてください。
1. 施工の前に

寒冷時には缶を20℃程度まで温めてください。
ウレタンの接着が妨げられないよう下地処理を行なってください。マスカーなどの養生資材を用い養生してください。
インサルパックは特定の下地を除き、付着すると除去できなくなるため、施工箇所以外は必ず養生を行なってください。

2. 液温のチェック

液体温度が20~30℃になるように調整してください。
冬場で液温が低い場合は表示が24℃(華氏75°F)になるまで温めてください。
夏場で液温が高過ぎる場合は表示が24℃(華氏75°F)になるまで冷ましてください。

液温のチェック
3. バルブ部のラインチェック

バルブ部のチェックライン(赤マジック)がズレてないか確認してください。
配送中にホースの取り付け部分が緩むケースがあります。
チェックラインがズレている場合や締め付けが甘い場合はレンチなどで回し締めしてください。

※NB-PRO/Xはガン付きホースの取り付けが必要です。

バルブ部のラインチェック

赤マジックのラインがぴったりL時で揃っていれば正常な状態です。
ラインがズレている場合は緩みを締め直してください。

ガン付きホースの取り付け

NB-PRO/Xにはガン付きホースがセットされていません。付属のレンチでガン付きホースを取り付けてください。

1. 取り付け部の確認

取り付け部のネジ山やガン付きホースに異常がないか確認してください。

2. ボンベにガン付きホースを取り付ける

A液、B液のボンベにガン付きホースを取り付けます。(A液=赤、B液=青)
箱に入っている付属レンチを使ってナットを限界まで締めてください。締まりが悪いと接続部からフォームが飛び出すおそれがあります。しっかり締まっているかホースを動かして確認してください。

A液 B液
限界まで締める

限界まで締める

4. ボンベをよく振る

ボンベを約1分間、よく振って材料を撹拌してください。
この工程を行わないと吐出不良や硬化不良の原因になりますので必ず行なってください。

ボンベをよく振る

約1分振る

5. バルブを開け吐出を確認

ボンベのバルブを両方とも全開にしてください。バルブが固い時はプライヤーなどを使って開けてください。
全開後、ホース内部に双方の液が通っていることを確認してください。
ノズル装着前にA液、B液両液がともに吐出するか確認するため、ビニール袋などに捨て吹きを行なってください。

捨て吹き

捨て吹き

上から見て反時計回りに回す

上から見て反時計回りに回す

6. ノズルのセット

ガンにノズルをセットしてください。固くてセットしにくい場合もありますが、ガンのツメがノズルの突起と完全にかみ合っているか確認してください。

ノズルのセット
7. フォームの吐出

黄色のロック部とともにレバーを引くとフォームが吐出します。
施工面から15cm~60cm離れ、レバーを引いてウレタンを吐出させます。なお、使用の前に捨て吹きをし、ウレタンの硬化状態を確認してください。
約1分間で発泡が終了し、約5分間で硬化が完了します。

フォームの吐出

注入・充てんする場合

注入・充てん作業を行う場合は以下に留意して作業を行なってください。

1. 注入口を設ける

注入時は内部の確認ができませんので確認用に逃げ穴を開けてください。
奥行きが50mm程度までの注入の場合は100~200mmピッチ※で注入口を設けてください。

※ピッチ間は注入する深さによって異なります。

2. 注入ホースの装着

別売りの注入ホースをご使用いただくと、水平距離2m※までの注入が可能になります。この場合、奥まで注入ホースを差し込み手前に引きながら発泡させてください。
別売り注入ホースはノズルの奥までしっかり差し込んでご使用ください。

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発泡圧によって下地を傷めてしまう場合があります。注入する際には十分注意してください。
注入ホースは1~2分で硬化します。適時交換してください。

注入ホースの装着
注入ホースの装着
8. ノズルの交換

ノズルは1分~2分で内部硬化しますので、適時交換してください。

ノズルの交換
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硬化した状態のノズルで吐出すると逆流する可能性があります。

9. 余剰部分をカット

余剰部分はカッターなどでカットしてください。

■掲載されている情報は発表当時のものであり、最新のものと価格、品番、販売終了など情報が異なる可能性があります。ご了承ください。