発泡ウレタンフォーム「インサルパック」の使い方

1液 ノズルタイプ

1液ノズルタイプ(充てん)使用方法

1液ノズルタイプ(吹き付け)使用方法

■取り扱い上のご注意

  • ●周囲にウレタンが付着すると落ちません。必ず施工箇所以外を養生してください。
  • ●手や肌に発泡ウレタンがつくと数日間はベタベタし汚れが残ってしまいます。必ず防護具を着用してください。
  • ●火気厳禁です。
  • ●可燃性ガスを使用しているため、火気および火花のあるところでは使用しないでください。
  • ●使用時は必ず換気をしてください。
1. 施工の前に

寒冷時には缶を20℃程度まで温めてください。
ウレタンの接着が妨げられないよう下地処理を行なってください。マスカーなどの養生資材を用い養生してください。
インサルパックは特定の下地を除き、付着すると除去できなくなるため、施工箇所以外は必ず養生を行なってください。

2. 缶を20回以上振る

缶を20回以上(約1分程度)よく振り、材料の撹拌を行なってください。
カートリッジ内でガスと樹脂が分離しているためこの工程を行わないと吐出不良や硬化不良の原因になりますので必ず行なってください。

缶を20回以上振る
3. ノズルを装着

付属のノズルを缶のネジ山が見えなくなるところまでねじ込んでください。
(見えなくなってもノズルは回りますが、異常ではありません。回し過ぎるとバルブ部分をねじ切ってしまうことがあるため注意してください。)

ノズルの差し込みが弱いとノズルとバルブの間から液が漏れる可能性がありますのでご注意ください。

ネジ山が見えなくなるまでしっかりねじ込む

ネジ山が見えなくなるまで
しっかりねじ込む

4. 捨て吹き

ビニール袋などに捨て吹きを行なってください。捨て吹きをしないで施工すると、一番最初に出るフォームが硬化異常になる場合がありますので、必ず行なってください。

火気厳禁、回りを養生した状態で行なってください。

捨て吹き
5. フォーム吐出

ノズルのレバーに指をかけ、押し傾け、フォームを吐出させます。
倒立のみの使用、倒立と正立の両方が可能な商品がありますので、使用前にお確かめください。
ノズルのレバーを強い力で押し下げすぎると、バルブ部分が折れる可能性がありますのでご注意ください。

フォーム吐出

吐出のポイント

吐出幅について

ノズルのレバーの傾ける角度によって吐出幅が変化します。
施工箇所にあわせて角度を調節してください。

[レバーを軽く傾けた場合]

[レバーを軽く傾けた場合]

[レバーを深く傾けた場合]

[レバーを深く傾けた場合]
発泡について

1液ノズルタイプは吐出時の1.5~2倍(NEW-GSXは2~3倍)に発泡します。
そのため使用時には発泡することをふまえた分量を充てんすることをおすすめします。

吐出時
硬化不良について

1液タイプは空気中の湿気と反応し硬化するため、施工する箇所によって硬化不良を引き起こす場合があります。

[適切な施工]

1回の充てんは最大5cm角の隙間までとなります。

[適切な施工]

[大容量の施工]

1回の充てんで5cm角以上の施工は避けてください。

[大容量の施工]

[密閉箇所への施工]

密閉箇所への施工は避けてください。

[密閉箇所への施工]
6. 余剰部分をカットする

必ず完全に硬化したことを確認のうえ、余剰部分はカッターなどでカットしてください。

硬化時間の目安
指触できるまで 15~30分
カッターで切れるまで 60~120分

一時的な施工中断時はノズルを付けたままにしてください。
使い切りタイプです。その日のうちに使い切ってください。

■掲載されている情報は発表当時のものであり、最新のものと価格、品番、販売終了など情報が異なる可能性があります。ご了承ください。