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コンクリート保護・美観維持撥水剤ワイティープルーフC

(インサル事業部)

インサル事業部

ワイティープルーフC

すぐれた撥水性と、コンクリートの劣化、汚れを防ぐシリコーンポリマー系塗料

超撥水×通気性×浸透性を発揮。さまざまな環境から躯体を守り、美観を保ちます。

特長

コンクリートの劣化を抑制

水をはじくことで雨水による劣化因子の侵入を阻止し、
塩害・中性化現象・二次白華現象などの劣化現象を抑制します。

※一度硬化したセメント類に後から水が入り、これにより引き起こされる白華現象。

コンクリートの劣化を抑制

撥水効果で汚れ防止

雨水とともに付着する汚れを付きにくくし、美観を保ちます。
経年変化により初期撥水が弱くなっても、撥水層は残るため、コンクリート内部への水の侵入抑止効果は持続します。

撥水効果で汚れ防止

初期撥水

蒸気透過性

蒸気透過性をもった撥水層を形成するため、水分の透過を妨げません。
また、無色透明でツヤがなく、コンクリート表面より浸透するため、素材の質感を損ないません。

蒸気透過性

紫外線カット

紫外線に強く、従来の撥水剤に比べ塗料自体の耐久性にすぐれています。

作業性

低粘度で作業性が高くツヤがありません。芳香族溶剤や塩素系溶剤は一切使用していません。

※臭いはあります。

主な用途と効果

建築用途

壁面  打ち放しコンクリートの表面保護
各種壁材の保護仕上げ
外構  石材・化粧ブロックの防汚・汚染回復
目地  表目地モルタルの白華・汚染防止

土木用途

トンネル  内装板(セメント系)の防汚・汚染回復
化粧型枠の防汚
橋梁・橋脚  コンクリート表面の防汚・劣化抑制
その他  コンクリート構造物の劣化抑制

施工事例

ワイティープルーフC施工事例
ワイティープルーフC施工事例
ワイティープルーフC施工事例

左:ワイティープルーフC施工 右:無施工(3年経過)

試験データ

透水量試験結果

JIS A 6909 7.13(透水試験B法)に準拠した透水量試験の結果、透水量は表面保護材を塗布した試験体の方が明らかに少ない。

試験体 透水量(mL)
未施工 3.37
ワイティープルーフC
(2回塗り)
0.38
透水量試験結果

含浸深さ試験結果

2分割した試験体を1分間水に浸漬して取り出し、割裂した面の撥水している部分の厚さを表面含浸材の含浸深さとして測定した。

試験体 含浸深さ(mm)
ワイティープルーフC
(2回塗り)
2.1

吸水率試験結果

湿度23±2℃の水中に浸漬し、試験開始時から7日後に試験用容器から試験体を取り出す。そして湿布を用いて表面の水分を除去した後、質量を測定し、吸水率を算出する。その結果、吸水率は表面保護材を塗布した試験体の方が明らかに少ない。

試験体 吸水率(%)
未施工 1.12
ワイティープルーフC
(2回塗り)
0.13
吸水率試験結果
吸水率試験結果

透湿度試験結果

試験体の含浸面および原状試験体の試験面に対する面(吸水面)から72時間吸水させる。吸水後直ちに試験体を取り出して、試験体の表面の水を乾いた布で拭き取り、吸水面を浸透性のない粘着テープでシールし、測定した質量を試験前の質量とする。シールした試験体を23±2℃の恒温恒湿槽に試験体含浸面を上にして7日間静置する。7日間の静置後、試験体の質量を計測し透湿量を算出する。その結果、試験体は未施工の透湿量とほとんど変わらない。

試験体 透湿量(g)
未施工 0.68
ワイティープルーフC
(2回塗り)
0.61
透湿度試験結果
透湿度試験結果

中性化深さに対する抵抗性試験結果

JIS A 1153に準拠した中性化深さに対する抵抗性試験の結果、表面保護材を塗布した試験体の方が明らかに少ない。

試験体 中性化含浸深さ(mm)
未施工 2.9
ワイティープルーフC
(2回塗り)
1.5
中性化深さに対する抵抗性試験結果

塩化物イオンに対する抵抗性試験結果

JIS A 1171に準拠した塩化物イオンに対する抵抗性試験の結果、表面保護材を塗布した試験体の方が明らかに少ない。

試験体 塩化イオン含浸深さ(mm)
未施工 9.5
ワイティープルーフC
(2回塗り)
1.0
塩化物イオンに対する抵抗性試験結果

紫外線透過率

紫外線透過率

表面含浸保護材の劣化要因に対する性能グレード

試験項目 グレード
A B C
透水抑制率 80以上 80~60 60以下
給水抑制率 80以上 80~60 60以下
透湿比 80以上 80~60 60以下
中性化抑制率 30以上 30~10 10以下
塩化物イオン浸透抑制率 80以上 80~60 60以下
ワイティープルーフC

試験値:JIS K 571に準拠

評価:土木学会「表面保護工法 設計施工指針(案)」を参照
ワイティープルーフCはシラン系に分類されるためそちらのみを抜粋

試験値 評価
89 A
88
90
48
89

●上記試験データは試験値であり、保証値ではありません。

施工・納まり

標準仕様〈2回塗り〉

工程 使用材料(配合比) 標準塗布量 施工間隔(20℃) 備考
素地調整 クラック、鉄筋の露出、漏水の部分に対し、適切な処置を施してください。下地に付着している離型剤・油脂類・塗膜などは取り除いてください。ほこり、汚れを高圧水洗やブラシ、たわしなどで取り除き清浄な面にしてください。雨の降った直後の使用を避け、天気の良い日を選んで施工してください。
上塗り
(1回目)
ワイティープルーフ C 0.10~0.13L/m2
7~10m2/L
1時間以上
(20℃)
追っかけ塗り可能
上塗り
(2回目)
0.08~0.10L/m2
10~12m2/L
24時間以上
(20℃)
24時間以上養生乾燥
(20℃)

●塗布量は、被塗物の素材や形状、建設方法により増減することがあります。

規格

規格
品番 内容量 入数 標準施工面積(2回塗り)
YT4L-C 4L 1缶 17~22m2(コンクリート)
YT16L-C 16L 1缶 69~88m2(コンクリート)

●塗布量は、被塗物の素材や形状、建設方法により増減することがあります。

備考

  • ●ワイティープルーフCは壁面専用の撥水剤です。床面には使用できません。
  • ●本製品をご使用の前には、安全データシートおよび注意事項を必ず読み、安全に施工してください。
  • ●保護眼鏡、マスク、ゴム手袋を着用し、作業を行なってください。誤って皮膚に付着した場合は、流水で洗い流し、石鹸で良く洗浄してください。
    目や口に入った場合は、直ちに15分以上洗い流し、医師の診断を受けてください。
  • ●室内や地下室等、換気の悪い場所で作業する場合は、強制的に換気してください。
  • ●本製品は希釈できません。
  • ●開封後は早めに使い切ってください。製造から数年たったものは所定の性能を発揮しないことがあります。
  • ●塗装用具などはその日のうちに洗浄してください。刷毛、中毛ローラーなどは、シンナーもしくはIPA溶剤を用いて洗浄してください。

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  • 撥水剤ワイティープルーフC
    コンクリート・モルタル用のコンクリート保護・美観維持撥水剤。水を弾き、汚れ、劣化を防ぐ。 発行年月:2021年9月

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