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エポキシ樹脂系ひび割れ補修材eiプラス

(無機建材事業部)

無機建材事業部

eiプラス

床・壁・天井、さまざまな部位の微細なひび割れを
簡単施工で閉塞させる浸透型接着剤

eiプラスは、簡単な施工でひび割れを閉塞、コンクリート構造物の劣化を抑制します。
微細なひび割れ用の「eiプラス」は、刷毛やローラー刷毛を用い塗り重ねることで、ひび割れの奥深くまで浸透しエポキシ樹脂の力で強固に接着します。塗布から注入まで幅広い用途に対応できます。

主な適用場所

  • ●床面、壁面、天井面に生じた微細なひび割れの補修
  • ●湿潤面の接着補修
  • ●タイル目地に生じた微細なひび割れの補修
  • ●ALCに生じたひび割れの補修
eiプラス

特長

  • ●専用の道具や専門的な知識を必要とする注入工法に比べ、刷毛やローラーで塗布する比較的容易な施工方法で、微細なひび割れを閉塞させる浸透性の接着剤です。
  • ●発見が困難な微細なひび割れから、幅が0.5mm程度のひび割れを有するコンクリート構造物を補修する最適な接着剤です。
  • ●従来の注入工法と比べて、工程の簡素化、工期の短縮、コストの低減が可能です。
  • ●乾燥面はもとより、クラック内部に滞留水が残っているような湿潤コンクリートのひび割れにも、すぐれた接着性を示します。
    ※水がひび割れから絶えず染み出るところは施工できません。
  • ●無溶剤で揮発成分がないため硬化収縮もほとんどありません。
  • ●床面はもとより天井面、壁面へすぐれた浸透性・接着性を発揮します。

商品写真

eiプラス商品写真

スタンダードタイプ

eiプラス商品写真

パックタイプ

取得資格

  • ●ISO 14001審査登録工場で製造された製品です。

規格・価格

試験データ

ひび割れ浸透試験(塗布回数ごとの浸透深さ)

ひび割れ浸透試験

製品の性状「社内品質管理規格」

eiプラス 基剤 硬化剤
主成分 変性エポキシ樹脂 変性脂肪族ポリアミン
外観 白色透明 夏用/茶褐色・冬用/褐色
混合時外観 淡茶色
混合比(重量比) 基剤:硬化剤=100:43
混合比(容量比) 基剤:硬化剤=2:1
粘度(JIS K 6833) 1,000mPa・s 以下
比重(硬化物)(JIS K 7112) 1.15±0.10
可使時間(温度上昇法) 夏用/40以上・冬用/20以上
  • ※本試験は、JIS A 6024規格とは異なる弊社「社内品質管理規格」により実施しています。
  • ※試験条件:23℃

揺変性(チクソトロピック性)

eiプラス 試験条件 揺変値
夏用 5min-¹/50min-¹
(JIS K 7117-1:1999)
0.9
冬用 0.9
  • ※試験機関:一般財団法人 日本塗料検査協会

小形チャンバーによるアルデヒト類、VOC類放散量測定分析試験(参考資料)

【分析条件】

測定方法:JIS A 1901:2003小形チャンバー法による測定
分析方法:DNPH誘導補集後、溶媒抽出してHPLC分析
分析方法定量下限値:2.0㎍/m2・hr
測定機関:株式会社エービーシー建材研究所

製品名 規格値
放散速度:㎍/m2・hr
試験結果
(測定値)
合否
eiプラス
(夏用・冬用)
等級区分
F☆☆☆☆
5.0㎍/m2・hr以下
定量下限値以下
(2.0㎍/m2・hr以下)
規格適合
ehプラス
(夏用・冬用)
  • ※上記「小型チャンバーによるアルデヒト類、VOC類放散量測定分析試験」は、改正建築基準法による、ホルムアルテヒド放散の等級について弊社の研究所にて、F☆☆☆☆に適合していることを確認しているものであり、外部登録機関へのF☆☆☆☆登録は行なっておりません」

JIS A 6024「建築補修用注入エポキシ樹脂」との物性比較表(参考資料)

下記比較表の物性値は、JIS A 6024「建築補修用注入エポキシ樹脂」に準拠して、製造品より無作為に抜き取った材料を当社研究所において、品質試験を行なった一例です。
JIS A6024規格適合を保証するものではありません。特にスランプ性は規格限界ですので、規格を満たさない場合もありますのでご注意ください。

試験項目 試験条件 単位 JIS A 6024の
規格値
低粘度 高粘度
eiプラスの
試験結果(一例)
ehプラスの
試験結果(一例)
夏用 冬用 夏用 冬用
粘度 23℃±
0.5℃
mPa・S 100~1,000
(低粘度の規格)
675 565 10,500 8,700
スランプ性 30±2℃
(夏用)
mm 5以下
(高粘度の規格)
3.0
15±2℃
(冬用)
5.0
接着強さ 標準条件 MPa 6.0以上 9.6 8.8 8.9 9.7
特殊条件 低温時 3.0以上 9.2 10.1
湿潤時 9.4 7.9 10.2 9.9
乾燥
繰返し時
8.5 9.3 8.9 9.0
硬化収縮率 標準条件 % 3.0以下 1.76 1.76 1.27 1.32
加熱変化 質量変化率 110±3℃
7日間
% 5.0以下 1.0 1.0 0.4 0.4
体積変化率 5.0以下 0.9 0.6 0.1 0.1
引張強さ 標準条件 MPa 15以上 26.5 23.5 30.4 34.9
引張破壊伸び % 10以下 4.7 4.7 1.7 2.1
圧縮強さ MPa 50以上 60.1 65.5 67.9 70.9
  • ※標準条件...23℃7日養生

製造ロットごとの試験は、上記の弊社■製品の性状「社内品質管理規格」をご参照ください。「ご購入される材料のJIS A 6024による試験結果」が必要な場合には、当該材料に対する試験を行なう必要がありますので、出荷前にご連絡ください。尚、この試験には費用が発生するとともに約5週間の試験日数がかかりますので、工期に余裕を持ってご依頼ください。

施工・納まり

幅0.5mm未満のひび割れ

0.5mm未満の微細なひび割れには「eiプラス」をご使用ください。
塗布には刷毛やローラー刷毛を用い、浸透して凹みが出たら再塗布を繰り返します。時間を置かず、連続して塗布してください。その際、ゴムベラ等で液寄せを行うと効果的です。凹みがなくなったら完了です。

※使用量の目安:0.2~0.5mmのひび割れで約50g/m

幅0.5mm以上のひび割れ

0.5mm幅以上のひび割れを補修する場合は、「eiプラス」を10回前後繰り返し塗布・含浸させゲル化した段階でひび割れに凹部がある場合は、「ehプラス」をしごくように充てんしてください。

※塗布回数は目安です。

注入工法も可能

ひび割れに沿ってシールを行い、グリスガンまたは低圧注入器を用いて注入する事も可能です。

床への施工

ひび割れの周囲に糊付きのポリエチレンフォーム(バックアップ材)で、接着剤が周りに流出しないように土手を作り、「eiプラス」をたっぷり塗布します。自然に浸透し、凹みがなくなれば作業完了です。

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