施工事例

用途に応じた最適な床材が新世代店舗の車両空間を守る

従来の店舗が都市計画道路の事業化で移転をやむなくされていたが、至近の距離で5,000m²という大敷地を手配することが出来て、この度のマツダ新世代店舗の新築となった。1階には８ベッド＋１車検ラインの整備工場、2ベイの洗車場を備え、２階にも中古車の撮影室とその準備室を配し、その他スペースは５０台規模の屋上駐車場となっている。それらの車両空間の床仕上げは全て合成樹脂系床材を採用し、用途に応じ使い分けている。
サービスショップ（自動車整備工場）は度重なる使用実績から「ケミクリートMS」を採用している。材料強度、耐油性、耐薬品性において問題なく、滑り抵抗も一定程度有し整備作業中の転倒など心配ない。何より硬化速度が速くメンテナンス時には大きな優位性を持つ。２階の撮影室、撮影準備室では洗浄水の使用もあるためコンクリート床のひび割れに追従性のある「ビューコート」を採用した。屋上床は何よりも防水性、耐久性にすぐれ、防滑性も備えた「カラートップSR」を採用。かつて初めて採用したときはその仕上げ感の荒々しさに仰天したものだが、最近ではそれが頼もしく見えるようになってきた。

株式会社エムエスピー店舗開発機構 代表取締役 野口善己様

『エービーシー商会 建材総合カタログ 2023-2024』 TOPICS 掲載