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住宅基礎打ち継ぎ用防蟻止水板インサル基礎防蟻ジョイントハード

(インサル事業部)

インサル事業部

インサル基礎防蟻ジョイントハード

シロアリと浸水の被害から家を守る住宅基礎工事のニュースタンダード

住宅基礎の打ち継ぎ部用止水板。"防蟻"成分を含んだテープタイプの止水材です。

施工図

施工図

特長

ベタ基礎打ち継ぎ部からの浸水を抑制

基礎周りにたまった雨水などはベースコンクリートと立ち上がり部との打ち継ぎ部から浸入し、床下浸水や床下のカビの繁殖等、雨漏りの原因となります。
基礎防蟻ジョイントハードは立ち上がり部のコンクリートと一体化することで、浸水から住宅を守ります。

施工図

止水試験結果

試験体:ベタ基礎・床スラブ ※普通コンクリート30-18-20N

試験条件:水圧0.01MP(浸水1m相当)
3日以上の止水性の確認

試験方法:試験体に水を約1mの高さまで入れ漏水を目視で確認する

試験結果:試験開始から約4日後、打ち継ぎ部および水抜管の蓋部からの漏水は確認されませんでした。

防蟻成分が配合された唯一の止水板で、シロアリの侵入を抑制

断熱された住宅の床下は、シロアリが好む温かい環境となっています。シロアリは打ち継ぎ部からも侵入するため、防蟻成分が配合された商品でしっかり隙間処理をすることが大切です。基礎防蟻ジョイントハードは製造時に防蟻剤を練り込んでいます。

シロアリに食われた木材

防蟻効力検証結果

試験体:防蟻剤なしのブチルゴム、防蟻剤濃度3%のブチルゴム(基礎防蟻ジョイントハード)

試験体寸法:直径20mm、内径16mm、長さ50mm

試験方法:
  1. ①ガラスH管の間にブチルゴム試験体をビニールテープで連結
  2. ②両側のガラス管内に真砂土を連結管が乗る程度の高さで敷き詰め、重量含水率20%になるように両側に水を加える
  3. ③一方にイエシロアリ職蟻300頭、兵蟻30頭を投入し、もう一方にマツ餌木を投入し試験体を3週間静置
    3週間後、試験体を解体し、ブチルゴム試験体の穿孔距離と死虫率を計測

試験結果:

薬剤含有量 職蟻
(頭)
兵蟻
(頭)
合計
(頭)
死虫率
(%)
穿孔距離
(mm)
穿孔数
防蟻剤
なし
(0%)
n=1 225 24 249 25 50 3
n=2 154 21 175 47 50 4
n=3 250 20 270 18 50 3
防蟻剤
3%
n=1 169 17 186 44 7 2
n=2 230 18 248 25 7 1
n=3 236 19 255 23 6 1

防蟻剤なしのブチルゴム試験体は穿孔距離50mmで全て貫通されており、ブチルゴム自体に防蟻効力がないことが分かる。
また、防蟻剤濃度3%以上では貫通距離10mm以下となっている。
よって防蟻効果は十分といえる。

(社団法人日本木材保存協会規格 土壌処理用防蟻剤等の性能基準および試験方法に準拠)

水和反応による一体化でコンクリートと強固に接着

基礎防蟻ジョイントハードは、生コンクリートと接する部分が化学結合して一体化する性質を持つため、隙間なく強固に接着することができます。そのため、高い止水性を発揮します。
また、止水板の中には膨張しコンクリートに負担をかけてしまうものや施工が難しい商品もありますが、基礎防蟻ジョイントハードはコンクリートを傷付けません。

●生コンクリートの水和反応で一体化

特殊な処理を行なったブチル再生ゴムが生コンクリートの水和反応の進行と同時にコンクリートとしっかり結合します。
ゴム性のため、動きに追従し将来的な隙間も防ぎます。

施工図

●膨張の心配がありません

膨張によりコンクリートにクラックができることはありません。

施工図

「塗って、貼る」短時間の簡単施工

プライマーを塗ってテープを貼るだけなので乾燥待ちはなく、速やかにコンクリートの施工を進めることが可能です。
また、日をまたいだコンクリートの打設や、施工後に雨が降っても問題ないです。

基礎防蟻ジョイントハード 金属プレート系止水板 コーキング系止水材
施工性 非常に簡単な施工のため、精度のムラが出にくい。
乾燥時間なく生コンクリートの打設が可能。
施工後、日をまたいでコンクリートの打設も可能。
柔軟性のあるテープのため、水抜き穴・配管まわりにも施工可。
鉄筋を縛るのに手間がかかる。
縦に差し込み、鉄筋に縛るため、打設時に生コンクリートの
流入を阻害する。
硬化前の水濡れが不可。
硬化前に生コンクリートの打設ができないため、時間がかかる。
施工後できるだけ早くコンクリートを打設する必要がある。
施工者により精度にムラが出る。
特徴 生コンクリートと結合し、一体化 使用用途により使い分けが必要。
プレートが折れ曲がり、隙間ができる可能性も。
生コンクリートとは溶解して、一体化。

土木・建築事業50年の止水技術

施工方法

施工方法

※表面フィルムをはがさないとコンクリートとの反応が起こらず接着しないため、必ずはがしてください。

テープ接続部・コーナー部の貼り付け時の注意点

●テープ接続部・コーナー部は30mm以上重ね貼りを行なう
重なる部分の端部は隙間が無いようにしっかりとローラーで圧着してください

●赤丸の重なっている部分に隙間が出来ないように圧着用ローラーでしっかりと圧着するように注意してください。

規格

インサル基礎防蟻ジョイントハード

テープ

テープ:厚み5mm×幅30mm×長さ8m

品番

KBJH

入数

8m×5巻=40m

JANコード

4560219452060

付属品

専用プライマー

刷毛

※下記は、現場でご用意ください。

・圧着用ローラー(ローラー幅:35mm程度)・ハサミもしくはカッター(商品カット用)

注意事項

  • ●ご使用前に必ず施工仕様書をお読みいただき、適切な取り扱い方法で安全に作業を行なってください。 
  • ●施工時は必ず保護具(保護マスク、保護手袋、保護衣、保護メガネ等)を着用してください。
  • ●プライマー塗布後に期間を空けるとゴミ等の付着により接着強度が落ちる可能性があるため、塗布後速やかに基礎防蟻ジョイントハードを施工してください。
  • ●立ち上がりコンクリートの打設前に必ず表面フィルムをはがしてください。
  • ●テープ接続部は30mm以上重ねて貼り付けてください。
  • ●表面フィルムの上から必ずローラー圧着してください。
  • ●保管は、涼しい所・換気の良い屋内に施錠して保管してください。プライマーは消防法危険物 第四類第一石油類 危険等級Ⅱに該当します。適切な保管を行なってください。
  • ●廃棄は関連法規ならびに地方自治体の基準に従ってください。

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