2024年03月01日

データセンター専用床材「データフロアコート」発売
~コンクリート床本来の風合いと導電性をそのままに、
耐摩耗性と防塵性を付与~

 建材の開発、製造、輸入、販売を行う(株)エービーシー商会(本社:東京都千代田区、社長:東川 茂樹)は、コンクリート本来の機能保持と、耐摩耗性と防塵性の付与を兼ね備えたデータセンター向けの防塵表面強化材「データフロアコート」を発売しました。

 近年、大型倉庫などの物流施設をデータセンターに転向、または一部をリノベーションしてサーバー室として貸し出すケースが増えています。背景にはウェブやクラウドサービスの発展によるデータセンターの需要拡大や、データセンターに求められる天井高や床耐荷重が物流施設と近いことが挙げられます。サーバーなどの精密機械の故障を避けるため、精密機械の1番近くにある床に求められる性能は、物流施設では必須である耐摩耗性だけでなく防塵性や導電性も追加されるようになりました。

 当製品は、コンクリートの耐摩耗性を高める表面強化材に、特殊な水性樹脂を配合することで防塵性を付与した強化材です。下地のコンクリートに含浸しながら、表面に薄い塗膜を形成し、下地を保護して防塵効果を発揮します。このとき、クリアな塗膜となるため、コンクリートの風合いを活かすことも可能です。 
また、一般的に樹脂系防塵塗料の塗膜は、コンクリートが本来有する導電性を阻害しますが、当社独自の材料配合により、導電性の付与を実現しました。そのため、静電気の発生を抑制しつつ、人体に帯電した静電気も減衰されるため、コンピュータの誤作動やサーバーの不具合の発生リスクを低減します。 
施工は噴霧器などで均一に散布した製品を溜まりが生じないように塗り伸ばしていきます。下地はコンクリートだけでなく、サーバー設置のレベル調整で必要なセメント系レベラーにも施工が可能です。

 当社では当製品の2024年度販売目標を1億円とし、データセンターを中心にマルチテナント型の物流施設などへの普及に努めていきます。

耐摩耗性比較

素地

素地

データフロアコート

データフロアコート

耐摩耗性試験(JIS K 7204)後の機械仕上げコンクリート。
塗付したもの(右図)は摩耗が少ないことがわかる。

人体帯電圧測定比較

導電性を阻害しないうえ、有効成分により、帯電しにくい床仕上げとなったことを確認。

材工設計価格

2,450円/m2(1,000m2以上)

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