ニュースリリース

　建材の開発、製造、輸入、販売を行う（株）エービーシー商会（本社：東京都千代田区、社長：東川 茂樹）は、2023年11月1日より、木材保護塗料「ランバージュシリーズ」から有害な成分を含まない天然素材を使用した「ランバージュ アマニカラー」を発売しました。

　国土の3分の2が森林である日本において、木造建築は馴染みのある建築物です。近年は脱炭素に向けた動きや法改正、耐火構造に対応する技術開発の進歩などにより、住宅だけでなく大型建築物にも木造化が進んでいます。これらの広がりを受けて、木材の調湿機能性を活かしつつ、美観性を保つ役割の木材保護塗料の需要が高まってきました。

　木材保護塗料の主成分は溶剤系や水系、自然系などが一般的です。中でも木の風合いを残す溶剤系が主流ですが、気密性の高い室内の施工においては、シックハウス症候群などの身体的影響を引き起こさないように安全性の高い商品選定が求められます。

　この度、新たに加わった「ランバージュ アマニカラー」は、植物由来の自然系塗料です。亜麻仁油と無機顔料のベンガラを使用し、人体に有害とされる有機溶剤や重金属（水銀、鉛等）を含んでいません。食品衛生法に適合しているため、子どもやペットなどへの配慮だけでなく、施工者に対しても安心して使用できます。さらにベンガラは紫外線や温度によって変化が起こりにくく、耐候性にすぐれ退色しにくいという特長があります。施工面においては下塗りが不要なため、従来品と比較し施工完了までに12時間程度の短縮が可能となりました。カラーは全15色、空間づくりに合わせてお選びいただけます。

　当社では発売後2年間での販売目標を3千万円とし、屋内における安全性の高い木材保護塗料の普及に努めてまいります。