2018年02月02日

室内の温度上昇を抑えつつ、ヒートアイランド現象の緩和に貢献
太陽からの熱線を空へ反射する熱線再帰フィルム「ソラリフレ」2月1日(木)発売

建材の開発、製造、輸入、販売を行う(株)エービーシー商会(本社:東京都千代田区、社長:佐村 健)は太陽の熱線を空へ反射する窓用の熱線再帰フィルム「ソラリフレ」を2月1日(木)に発売しました。室内の温度上昇を抑制すると共に建物周辺の暑熱環境を改善し、ヒートアイランド現象の緩和に貢献します。

当製品は特殊な反射膜をもった窓用の透明遮熱フィルムです。反射膜は日射に含まれる熱線(近赤外線)のみを選択して上方向へ反射します。そのため、ヒートアイランド現象の要因の一つである、建物からの熱線反射による地表面の温度上昇を抑制します。また、熱線の室内への侵入を70%※1カットする遮熱効果をもち、明るさに関わる可視光線は67%※2透過させます。室内温度の上昇を抑えつつ、明るい室内を実現します。

従来の遮熱フィルムは太陽からの熱線を下方(地表面)に反射します。これにより、建物外部の地表面は直射日光に加え、反射された熱線によっても加熱されることになります。
とくにアスファルトなどで舗装された都市部の道路などは、草地や森林などと比べ蓄熱量が多く、周囲の空間へ与える熱も多くなり、気温の上昇が大きくなります。このような状態がヒートアイランド現象の要因の一つとなっています。
ヒートアイランド現象は、夏場の熱中症等の健康被害のみならず、感染症を媒介する蚊の越冬といった生態系の変化も懸念されており、改善すべき課題となっています。

当製品は熱線再帰技術により、室内環境のみならず、周囲の暑熱環境にも配慮した製品となっており、市街地のビルなどの窓へ施工することで、今後も発展を続けていく都市部の環境改善に貢献します。

【構造比較】

熱線再帰フィルム

熱線再帰フィルム

従来の遮熱フィルム

従来の遮熱フィルム

【従来品の熱線反射イメージ】

※1 
JIS A5759に準拠した全光線の日射透過率と日射反射率を基に、波長帯域780~2,500nmの重価係数を積分したものを1として、近赤外線透過率と近赤外線反射率を計算し、近赤外線ブロック率として算出。フィルム貼り付けしたガラスの赤外線吸収による再放射も含んだ値。
※2 
JIS A5759に準拠

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